「プリズム・オブ・リラ 銀河系宇宙種族の起源を求めて」を読んだ感想と考察です。
ダークサイト判定
ダークサイド判定は10%です。
闇側の意図が入っているか否かは微妙で0%とは言い切れません。
中立または光側である確率のほうが濃厚です。
「プリズム・オブ・リラ」とは
この本は多数のチャネリング情報を基に書かれています。
主に「リサ・ロイヤル」さんの情報を基にしていますが、他にも世間で評価されている文化人類学や精神世界分野の著作も参考に書かれています。
冒頭
冒頭では「大いなる源」から個別意識が分離したように感じるのは幻想であって、分離体験は「大いなる源」と統合する前に様々な学びをするために必要だと書かれている。
そしてこうも書かれている。
「大いなる源」から個別意識が分離するきっかけは「大いなる源」の一部に”統合の状態を忘れたらどうなるのか”という思念が生まれ、その想いが強くなり結果的に分裂を生み出した。実際に「大いなる源」から個別意識が分裂すると今度は”忘却”という幻想を生み出した。
ここまではスピリチュアル系の「あるある」で本でよく目にする部分と全く同じ。とくに「並木良和」の本では頻繁に出てくる。
で、その”忘却”の役目は個別意識が本当の意識の起源に気づき、再び「大いなる源」と統合するまでのプロセスを体験するためにあると。
たしかに本当のことを全部覚えていると色々体験できないし楽しめないのはよく理解できる。
次元の誕生
宇宙の創造は次元の誕生?
宇宙の創造は次元の誕生と同じ意味と書かれている。
「大いなる源」から分離したらどう感じるか?という純粋な好奇心から今の現実世界が誕生した。
それらはすべて周波数を変えることで起きた。
つまり「大いなる源」から周波数を変えただけの存在が我々人間の個別意識ということ。
「大いなる源」から分離したのは二極性(善と悪)を体験するため
「大いなる源」から個別意識に分離する、おおよその計画では、個別意識が自由意思を使うという選択肢が組み込まれた。個別意識(魂)の挑戦とは自分に自由意思があってそれを使うということを思い出すこと。
なんと、自由意思を発動させ実行に移すことが「大いなる源」の記憶を思い出す鍵になると書かれている!
現世の社会システムがガチガチで自由が制限されている理由は、「大いなる源」の記憶を思い出させないためとうことは間違いないだろう。
大いなる源が1人で計画したんかな?計画って1人でできんのか(笑)
そして、善と悪などの二元論の現実に直面したときに魂を解放してくれるのは自由意思であると。さらに自分に自由意思があることを忘れている時は魂の直面する試練はより厳しいものになると。でもその試練を乗り越えた達成感は格別だと。
試練を乗り越えた達成感ってどんだけマゾやねん(笑)
さらに、自分の本当の起源を忘れている間は、自分の行動の全てに責任を負わないといけないルールもおおよその計画に入れられたと。
つまりカルマのことで、魂のすべての行為に対して宇宙がそれに応じたものを返すというルールだ。
カルマの法則は宇宙ゲームのルールと思われがちだが、ゲームの結果はすでに決まっていて、それは統合することだ。このことを理解すれば「大いなる源」と統合することが目的ではなく、統合に至るまでのプロセスを体験し楽しむことに本当の目的がある。
つまり統合ゲームをクリアするのが目的ではなく楽しんでプレイするのが真の目的ということ。
宇宙は二極性を体験するために計画されている
そして二足歩行の人間型生命体を人間型の意識が転生するときの媒体にすることが決められたそうだ。人間の身体は二極性ばかりだ。例えば肉体の腕や耳などは全て左右対称になっている。性別も男女だし、ネガティブ思考やポジティブ思考も二極性だ。
これらの二極性は男女がいないと子供が生まれない、つまり創造する行為には二極に別れた両極の統合や融合が必要であることを思いださせてくれる。また愛の感情をともなう男女両性の融合は多くの人に本当の一体感を感じさせると書かれている。
次元ができた経緯
数多くの次元ができた経緯も次のように書かれている。
地球が属する銀河系宇宙一族は「大いなる源」の一部が琴座のホワイトホールを通過することで、「大いなる源」の意識が7つの周波数帯に分れたときに生まれた意識。こうしてそれぞれの次元で自覚をもつ存在になったと。
個別意識の目的は「大いなる源」に戻ること
白い光線がプリズムを通過すると7色に分離するのと同じように、元々は「大いなる源」で統合されて1つの状態だったのが、7つの自覚ある周波数に変化した。それと同時に意識の分裂が起こり個々の意識はバラバラに離れていった。これにより個別の意識は非常に孤独な存在という幻想をもつようになった。
こうして分離して孤独という幻想をもった個別意識(魂)がいかにして「大いなる源」に戻ることができるのかとうことが個別意識の目的になる。
そして、個別意識からどうやって「大いなる源」に戻れるかを探求しだした。
エネルギーの周波数が次元
本書ではエネルギーの周波数のことを次元と表記している。
そして次元の定義は次のとおり。
次元 | 概要 | 説明 |
---|---|---|
1次元 | 点の意識、物質 | 原子や分子の創造が起こる。代表的な存在は鉱物や水 |
2次元 | 線の意識、生物 | 集団や種の意識の発達段階。代表的な存在は自我がない動植物 |
3次元 | 立体的な意識、自我、現在の人類 | 集団意識の喪失、個別意識の形成、過去や未来を思考する能力。分裂という幻想が生まれる |
4次元 | 立体的な意識、超意識 | 自我と集団意識の両立 |
5次元 | 集団意識としての自己の認識 | 直線的時間からの解放 |
6次元 | 次元そのものとしての意識 | 自己と全体の成長の過程が完全に一体になる |
7次元 | 多次元的な経験の認識 | 完全な一体性と統合の次元 |
1次元
1次元では原子や分子の創造が起き、人間はこの次元を自己内に持ち、遺伝子情報に相当する。
2次元
2次元の意識は自我(エゴ)を持たない。しかし自我の有無だけがこの次元の存在を決定するわけではない。
3次元
分裂という幻想が起きるのが3次元。分裂を超越するには覚醒が必要になる。現在の人類はこの3次元から4次元に移行しており、世界で様々な統合に関する啓蒙活動が行われているのはこのため。内面的な進化成長が達成できる次元でもある。
4次元
4次元で周波数が高くなると過去、現在、未来が不確定になる。くわえて異次元と交流する能力が高まる。そして否定的な意識を保持することが困難になる。今の地球は3次元と4次元が重なり合ている。そのため人類は3次元の分離という幻想から解放され、統一、平和、無条件の愛を願うようになってきている。
周波数が高くなることで現実世界での展開が急速になる。
4次元では自分の行動の結果への責任が求められるので、個々人が自由意思を持っていることに気づく。
物質の肉体が意識の媒体に利用される最後の次元なので、他の多くの宇宙文明が長期間この4次元に留まることを選択している。
5次元
5次元は内面の英知に目覚め始める。英知に目覚めた意識は低い次元の意識と英知を分かちあうことを望み、指導霊になることを選ぶ。5次元意識はハイヤーセルフと融合し、非物質的な体験が生まれる最初の次元になる。
6次元
6次元は完全に記憶が戻り、キリストなどの偉人たちの波動特性があるためキリスト意識とも言われる。自己のためではなく全体のために働くことになり、成長の過程が自己と全体で完全に一体になる。
7次元
7次元意識はお互いに合一し、集合意識になり、他の次元の存在にたいして統合を促す。
7次元意識が臨界点を超えると琴座のプリズムを経由して次の波動の階層に行く。
3次元の個別意識は次元の存在を忘れている
「大いなる源」から分離した個別意識は元々、前述したような次元のことを知っていた。
だが、3次元に生まれてくる時に、前世の記憶や、それまでのことを忘れてしまう。
そうなると意識のフォーカスが狭いため他の次元が多数存在している事実に気づけない。
でも、一旦統合へのプロセスが始まると他の次元の存在に気づきはじめる。
マクロとミクロは同じ構造
原子と太陽系の構造は類似性がある。これは偶然ではなく、同じことが意識にも言える。
つまり、前述の原子に相当する個別意識(魂)が肉体に宿って生きるということは、太陽系に相当する「大いなる源」の一部が琴座のプリズムを通って分離したのと同じ構造になっている。
原子構造を最小単位とすると、太陽系の構造はそのマクロコスモスだと言える。
超自我への気づき
4次元の特長である超自我という気づきは選択することで発展していく。
超自我は「大いなる源」から分離した個別意識の統合を可能にする。
銀河系宇宙一族の創造
この章には「大いなる源」から分離した後の経緯が書かれている。
箇条書きにすると下記の
カオスの法則に従い光と闇のエネルギーの釣り合いが得られるまで無秩序に発展する。
意識たちが最初に入植したのは琴座とその近隣の惑星だった。
地球人と遺伝子的なつながりを持っている銀河宇宙一族の大半は琴座に起源がある。
光と闇の二極が最初に統合に試みたも琴座だった。
オリオンは光と闇の両極の統合が困難を極めた戦場。
プレアデスは地球人と遺伝的に最も強いつながりがある。
アルクトゥルスは地球が到達するべき理想の状態で、個別意識や惑星意識の癒しをしていて、波動は6次元にある。
ゼータ・レクチルは地球と密接なつながりをもつ。
琴座は人間型生命体の発祥の地
「大いなる源」から分離した個別意識は宇宙の探検に旅立った。
地球に惑星レベルの統一を果たした宇宙人が到来しないのは地球人がジャングルの未開人と同じなので、宇宙人である文明人が脅威でないことが、地球人に広く認識されるまでは姿を現さない。
宇宙人がその存在を知らしめる信号を、地球人が世界に広めようとせず、宇宙文明の存在を無視し続けたら、地球人は肯定的なことよりも否定的なことを真実として受け入れる傾向を持っている。
地球上の紛争さえも解決できな状態では宇宙旅行や時空間技術などは到底持つことはできない。
こうした技術を取得するのは地球全体の意識の統一にかかっている。
被害者意識を捨てて元々の神聖な権利を行使して地上に天国を創り出す時期なのだ。
宇宙人が人類に思い起こそうとしているのは人類の持つ無限の可能性だ。
「創造の礎たち」は「観察する者」「永遠の存在」「内省する者」「種をまく者」などとも形容できる
シリウス人は初期の地球人のDNAにある暗号情報を組み込んだ。それは休眠中だが、地球人全体の波動があるレベルにまで達するとリミッターが外れて暗号が起動する
これは人類がその宇宙的な起源に関する記憶を思い出す事を助ける。ネガティブ思考のシリウス人はそれが実現することを非常に恐れている。
彼らは自分たちの存在が無になるのを恐れるあまり、4次元への移行を執拗に拒み続けてきた。もし地球が4次元に移行したら自分たちの存在が危ぶまれると信じているからだ。
今の恐怖に満ちた世界の状態のままに留めておけば、地球が4次元に移行するのを阻止できると考えていたようだ。
彼らは諦めずに今後も恐怖に満ちた世界という同じ方針を貫こうとする。それは彼らにはそれ以外に選択肢はないからだ。
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